寝る子は育つ!猫ちゃんのお昼寝の秘密

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猫可愛いちゃんたちの睡眠と運動についてお話ししましょう

猫がなぜこんなにも長い時間を寝て過ごすのか、そして夜になるとなぜ運動会を開催するのか
その秘密を解明します!

うちの猫、食べているとき以外ほとんど寝ているな、なんて思ったことはありませんか?

「猫」の語源について、ご存じですか? 諸説あるようですが
「寝る子」と書いて「ネコ」と呼ぶことに由来すると言われるくらい
昔から猫はよく睡眠をとることで知られています

1日のうち、平均して15時間ほどの睡眠を摂るのが当たり前で
仔猫や老猫では20時間ほど眠ることもあります

なぜ猫はこんなに長い睡眠を必要とするのでしょうか

この睡眠時間の長さには猫の狩猟本能が大きく影響しています
猫はもともと狩猟をする動物です

いざ獲物が来た時に全力を出して追えるように狩りに備えてたっぷりと睡眠と休息を必要とするため
眠ってエネルギーを蓄えておくという野生の感覚が残っているのです

なので昼間のうちにたっぷりと睡眠をとり、狩猟のためのエネルギーを蓄えているというわけです

また、猫は基本的に群れを作らず単独で生きる動物です自分の食べ物は自分で手に入れてきたため
狩りが上手くできないと生き残ることはできません

狩りを成功させるためには絶妙なタイミングで飛び掛かる瞬発力が必要です
いざというときに自分の能力を最大限に発揮できるよう狩りに備えてたっぷりと休息する必要があります

狩りの成功は生命に直結することなのでそのための準備である睡眠・休息も本能的にしっかりととるのです

しかしながら長く寝ているからと言って十分な睡眠がとれているわけではありません

レム睡眠・ノンレム睡眠

猫も人間も犬も、眠る動物はみんな「レム睡眠」と呼ばれる浅い眠りと、
「ノンレム睡眠」と呼ばれる深い眠りを交互に行っています

「レム睡眠」は眼球活動が活発となる浅い眠り
「ノンレム睡眠」は最も深い眠りとなります
猫たちは、このノンレム睡眠時に自身の細胞を修復し再生しているのです

そもそも人間は命の危機にさらされながら眠ることはほぼないので、80%が深い眠りです
猫は、野生だった本能が残っているので、外敵の気配をすぐに察知し身を守れるよう、
80%が浅い眠りです

寝ている猫ちゃんに近づいたときに気配を感じ取られてパッと目をあけられた経験はありませんか?

それが「レム睡眠」のときの猫ちゃんです

寝言を言ったり、手足をぱたぱたさせたりしながら寝ている子もいますが
夢の中で獲物を追いかけていたりするようです

もし、誰かが近づいてきたり、物音がしたりしたらすぐに目を開け
周りの状況を確認してから再び眠りに戻るはずです

猫はこのレム睡眠が人間の約3倍もあるとされています
この間、猫は浅い眠りをとることで、周りの環境の変化に敏感に対応できるのでしょう

猫ちゃんは、1日に20時間眠っていても
4時間くらいしかぐっすり眠れていないということがお分かりいただけたでしょうか

それでもぐっすり眠れる時間が長い猫ちゃんの方が
長生きできる確率がぐんっとアップすると言われているのです

実際、ノンレム睡眠を定期的に3時間以上確保できないような野良ちゃんは
あまり長生きできていないというデータがあるそうです

確かに交通事故や、ごはんの確保、寝床の確保など、不安要素やストレスが尽きない野良ちゃんにとっては睡眠時間の確保もとても困難なことかもしれませんね

一方みなさんのおうちにいる猫ちゃんたちはみなさんの愛情をたくさんもらって
のんびりと安心して過ごせる環境にいる猫ちゃんたちです

ふかふかのベッド、暗くて狭いところ、高くてみんなが見えるところ、
飼い主さんの温かいおひざ…

落ち着いて眠れる場所はその子その子で違うとは思いますが1番近くで見守っているご家族の皆様だからこそ、その子の落ち着ける場所を作ることができるのだと思います

こうした理由から、猫の心地よい睡眠のために電灯の光の当たり具合の調節や、テレビの音量を小さくするなど配慮してあげることが猫とともに暮らす私たちの大切な役割の一つとも言えるのではないでしょうか

猫ちゃんの食生活

愛する家族が長生きできるよう、猫ちゃんが落ち着いて眠れる環境をなるべく整え
できるだけ長く一緒に過ごせたら幸せですね

それと肉食である猫ちゃんの食生活にも関係しています
お肉はカロリーが高く、1度食事をすれば1日中眠っていても十分生きていけるエネルギーを蓄えられます

お肉は消化するのにエネルギーを多く使うので、消耗を減らすために寝ながら消化しています。
犬と猫をどちらも飼っている方はご存知かと思いますが猫ちゃんのごはんは雑食のわんちゃんのごはんよりも少量でたんぱく質が多く高カロリーに作られていることが多いです

夜の運動会をする理由

また、夜に猫が家を走り回る、いわゆる「夜の運動会」がご家庭で開催されることで
「やっぱり猫は夜行性だ」と思われてしまうことが多々あります

しかしこの夜の運動会は、飼い主さんが日中不在で退屈なため眠ることしかできず
夜間に一緒に遊べないか試行錯誤して走り回っている可能性があります

退屈すぎて寝てばかりいるため、運動不足で肥満になっている猫も多いです
つねに置き餌がある状態だと、私たちがお休みで予定の無い日に寝ながらお煎餅を惰性で食べてしまうのと同じように、猫も食べては眠りを繰り返します

体重が増えることでより動くのが億劫になり更に運動不足になることも
長生きしてもらうためにも、肥満には気をつけてあげましょう

猫じゃらしのような玩具で遊んであげる際は、見つけて、身構えて、捕まて
落ち着ける場所にもっていって食べるといった狩りの一連の流れをイメージしながら
「いざというとき」を演出してあげるとよいでしょう

猫は早朝や夕方の薄暗い時間帯に最も活発に動く、薄明薄暮性(はくめいぼせい)の生き物です
虫や小鳥の活動が始まる明け方、ネズミなどの夜行性の生き物が動き出す夕方に一番活発に動きます

春になると猫の睡眠時間が多くなるのは、こうした獲物が活発に動き始め狩りの機会が増えてより体力を必要とするため休息が必要になるのではないかと考えられます

不在時に運動不足を解消する工夫

日中不在のときはキャットタワーの上や部屋の隅っこなどに一粒ドライフードを置いてあげて、
猫にお部屋探検をしながら狩り気分を楽しませてあげる工夫をするとよいでしょう

置き場所を毎日変えれば、猫にとってよい刺激になります
「今日はどこかな?」と色んな所を探してもらうことで夜の運動会の縮小や運動不足の解消につながります

キャットタワーも縦方向だけでなく、横へ移動できるものを用意し
キャットタワーに上る理由(おやつがある、外が見える、部屋を一望できるなど)も設定してあげましょう

猫の活動は人間の生活パターンに左右されがちです
是非ご自身のライフスタイルと愛猫の過ごし方を振り返ってみてはいかがでしょうか?

ここまで、猫の睡眠と運動に関する秘密と、運動不足の解消方法についてお話してきました
愛猫の健康と幸福をサポートするために、
日々の生活に取り入れてみてくださいね

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